激AI時代に、新卒・デザイナーとしてどう立ち向かっていくか

公開日
2026年3月31日
カテゴリー
キャリア / デザイナー / AI / 新卒
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Xを見ていると、毎日のようにAI関連の新情報が流れてきて、新しい情報にワクワクする反面、全てをキャッチアップするのは大変だし、ましてや自分ごととして落とし込んだり、実務にどう取り入れていくかとなると、さらに苦労している人が多いと思う。 自分もその一人で、就活をしながらAIの動きを追っていく中で、これからデザイナーとして働いていくにあたって、この状況にどう向き合っていくかを考えるようになった。

この記事では、新卒としての立ち向かい方と、デザイナーとしての立ち向かい方の二つに分けて、自分の考えを整理して書いていく。

1. 激AI時代に、新卒としてどう立ち向かっていくか

1-1. 新卒は「AIがなかった頃」を知らない

プロダクト開発において、試行錯誤段階でありつつもAIが普及してきている現在と、そうでなかった旧来において、私を含めた新卒はAIが全く業務にない時代の仕事、プロダクト開発、デザインを経験していない。なので、AIを活用していくことによって、前からどのくらい効果があるか、効率的になったかの感覚的な判断がつきにくい。

これは正直、弱みだと思う。先輩たちが「AIのおかげでここが楽になった」と感覚的にわかるのに対して、自分にはその「前」がないので、改善の度合いを肌で感じることが難しい。

しかし、逆にいうと、今までのやり方に意識的にも無意識的にもとらわれず、フラットな視点で色々手を動かしていくことができる立場にいるとも思う。

「前はこうだったから」という前提がないぶん、AIを前提としたやり方をゼロから試していくことに対して、変な抵抗感がない。これは新卒の側の特性として、活かせるところだと思う。

1-2. 試行錯誤から「解」をつくる

変化が激しくて先が見えないVUCAの時代において、どれだけ失敗や間違いをしたかが、どれだけ前に進めるかに大きな影響を与えると思う。今日のあたりまえが明日には変わることもある現在において、いきなり正解を導くことは難しく、間違いや試行錯誤から少しずつ地を固め、解を導き出していくことが大切だと思う。

たとえば、AIをプロダクト開発やデザインプロセス、日々のタスク管理などにどう落とし込んでいけるかを色々試していく中で、間違いや見当違いのことも多くすると思う。でも、その「これは違った」という結果を周りに共有することで、チームとしても「このやり方は合わない」「こっちのほうがよさそう」という判断材料が増えていく。

自分一人では、その試行錯誤の結果が本当に良いのか悪いのか、判断が鈍い場面もあると思う。だからこそ、試した結果を自分の中だけで閉じずに周りに発信して、経験のある人たちの目で見てもらう。新卒の試行錯誤の量と、経験者の判断力が組み合わさることで、はじめて使える「解」になっていくんじゃないかと思う。

そういった解の積み重ねこそ、VUCAの時代においてチームが前に進んでいくための重要なものになってくると思う。

なので、失敗や見当違いを過度に恐れることなく、いっぱい手を動かして試行錯誤を繰り返していきたい。まだ働いてもいない段階で大きなことは言えないけど、少なくともこの姿勢は持っておきたいと思っている。

そのような立ち回りをして、「これは違った」という解を一つでも多くつくっていきたい。

2. 激AI時代に、デザイナーとしてどう立ち向かっていくか

2-1. デザイナーの役割はどう変わっていくか

AIの進化やプロダクト開発へのAIの適応が進んでいくにつれ、ある程度のUIやデザインはデザイナーでなくても、エンジニアでもディレクターでも、ビジネス職の方でもより作れるようになっていくと思う。

また、デジタルサービス内にAI機能がもっと普及してきたり、AIエージェント同士のやり取りが増えてユーザーが直接操作するためのUIが減っていったりする中で、ユーザーがサービスを使って目的を達成する上での「こう動くだろう」という期待、つまりメンタルモデルも変わっていくと思う。

そんな中でデザイナーとしては、AIなどによって生み出されたプロダクトやUI、体験を人間の目で評価する役割を担いつつも、やっぱり一番大事なのは、いかにユーザーを深く理解し、ユーザーが求める形にしていけるか、というところだと思ってる。技術によって進化していくサービス提供の「側」と、ユーザーを繋げるためのハブになることが、これからのデザイナーにとって重要になってくるのではとペーペーは思う。

2-2. 技術は進んでも、人間の認知は変わらない

プロダクト開発がより効率的に、効果的になっていくと、提供できるサービスの質は高まっていくと思う。しかし、技術がどんどん高まっていっても、ユーザー自身、人間自身の能力や認知は不変だと思っている(ノーマンの行為7段階モデルでいう、目標を達成するための段階的な行動の構造自体は変わらないと思っている)。

つまり、サービスの側はどんどん高度になっていくのに、それを受け取る人間の側は変わらない。そのギャップが広がっていく分だけ、サービスを使える人とそうでない人とでのデジタルディバイドがより顕著になっていくのではと思う。もともとサービスを使っていない人からしたら、別に大したことない、別に使えなくていい、と思っているかもしれない。使うか使わないかはもちろん個人の自由ではあるけど、使える人とそうでない人とでは、本人が無意識であっても生活の質みたいなものまでも変わってきてしまうのではと思う。

2-3. 提供側とユーザーを繋ぐハブになりたい

なので、そういった方も踏まえた全ての人にとって、もっとデジタルサービスを手軽に、便利に使えるようにするために、ユーザーの求めているものや、AIなどの普及に伴う人間側のメンタルモデルの変化を追っていくなど、ユーザーに常に寄り添っていきたい。

AIなどの技術の発達・普及によって進化していくサービス提供の「側」と、ユーザーを繋げるための強力なハブになっていきたい。

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